5/21AI流通革命3.0研究会開催報告

みなさま、こんにちは。2025年5月21日に開催しましたAI流通革命3.0研究会ウェビナーについてご報告いたします。

最初に、「今日の研究会のポイント」について、株式会社リテイルサイエンス ファウンダー 大久保恒夫よりお話ししました。今回は、デジタルシフトの実践事例と今後の展望について取り上げることを紹介しました。

続いて、株式会社ベイシア デジタル推進本部 役員待遇 本部長 兼 商の工業化推進本部 副本部長 亀山博史様より、「ベイシアのデジタルを積極活用したビジネス変革」と題し、踏み込んだ内容と、具体的な取り組みをご紹介いただきました。

次に、株式会社デジタルシフトウェーブ 代表取締役社長 鈴木康弘様より、「DX全体概況~迫りくるデジタルシフトの波に日本企業はどう立ち向かうか~」と題してご講演いただきました。小売業に限らず、多くの業種が直面するデジタル変革の波に対して、組織としていかに変革を推進すべきか、その方向性と課題、成功のための視座についてお話いただきました。

休憩を挟み、株式会社キタムラ 代表取締役 社長執行役員 柳沢啓様より、「カメラのキタムラにおける持続可能なオムニチャネル戦略」と題して、実店舗とECの融合、CRM戦略の深耕、スタッフのスキルを活かした対面価値の提供といったオムニチャネル施策の実践内容をご紹介いただきました。

続いて、株式会社リテイルサイエンス ファウンダー 大久保恒夫より、「小売業DXの挑戦の総括」としてお話ししました。小売業の本質的な変化として、DXによるデジタルマーケティング業化と価値創造の2本柱の強化について言及し、商品力と販売力の両面での最適化が重要であるとまとめました。また、定番棚割りや特売の粗利計画、人件費率の改善、マルチジョブ化や作業割当の最適化、ID-POS・販売計画・棚割り・作業割当といった各種システムの導入が、小売業のPL構造を抜本的に改革する鍵であると、再度強調しました。

意見交換会では、参加者からいただいたアンケートの中から、興味のあるテーマをうかがい、大久保がリアルタイムでお答えしました。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
次回もまた皆さまにお会いできますことを楽しみにしております。