9/20大久保ワンマン特別講演開催報告

みなさま、こんにちは。先日開催しましたウェビナー「ワンマン特別講演」についてご報告をさせていただきます。

今回は3年半ぶりに品川の会場とZoomの両方でセミナーを開催するハイブリッド形式でお届けしました。久しぶりに皆様にお会いすることができ、事務局一同大変うれしく存じます。

セミナーでは、株式会社リテイルサイエンス ファウンダー 大久保恒夫より、3時間通しで成功体験や具体的戦略についてお話をさせていただきました。

最初に「第1部 ポーターの競争戦略 大久保流 小売業の営業利益の拡大への活用」として、お話しをさせていただきました。ポーターの競争戦略に関する重要な原則を元に、競争戦略は単なる売上追求ではなく、利益最大化を追求する重要な要素であることを示しました。コストリーダーシップ、差別化、集中の3つの基本戦略を紹介し、特にコスト削減の重要性と差別化戦略の実施方法についてお伝えしました。
また、小売業において、競争優位性を構築し、成功を収めるためにいくつかの重要なガイドラインをお伝えしました。外部環境分析の重要性、差別化戦略の必要性、買い手の価格ニーズと品揃えに対する理解などを深堀させていただき、競争激化する現代のビジネス環境での戦略的アプローチ方法を示しました。
さらに、食品小売業界における競争の要因や課題についても詳細に触れ、ファイブフォース分析を小売業に適用してご説明させていただきました。価格競争だけでなく、コストリーダーシップと差別化の両方を組み合わせる戦略的アプローチを強調し、競争優位性の構築に焦点を当てました。
加えて、粗利率の最適化や販促戦略の効果的な実施方法、ビジネスの各部門の役割と重要性に関する情報等をご説明させていただき、競争力の向上に向けた戦略的な考え方をご提案しました。

その後、休憩をはさみ、「第2部 大久保流 小売業の営業利益の拡大 具体策編」についてお話しました。第2部では、小売業における営業利益の拡大について、大久保のこれまでの経営改革手腕を詳しくまとめ、営業利益を大幅に増やすための成功事例を紹介し、その経験から得られた教訓をお話しました。
大久保の主なアプローチ方法として、小売業における営業利益の向上に焦点を当て、価値の創造を中心に据え、具体的な戦略を通じて商品力と販売力を向上させ、営業利益を増やすことを目指している事をお伝えしました。
まず、商品力の強化に関して、商品開発力の向上とプライベートブランド(PB)の重要性を強調しました。次に、売場での商品陳列と価格戦略についての戦術的なアプローチ、店舗内の売場作りや特売売場の具体化、効率化の取り組み等を紹介しました。これにより、効果的な販売活動を展開し、収益を向上させることができます。
また、デジタルマーケティングへの移行についても触れ、データを活用してお客様のニーズを正確に把握し、対応することが重要であると示しました。
小売業は競争が激しい分野の一つであり、利益の拡大と経営改善は極めて重要だと再認識しました。大久保の経験と知見から得られた教訓が、小売業界に携わる人々にとって有益な情報となり、営業利益の拡大を追求する小売企業にとって貴重な指針となり、業績向上に貢献できることを強く願っております。
最後に、会場とオンラインにお集り頂いた皆様にお礼申し上げ、閉会とさせていただきました。
次回もまた皆様にお会いできますことを楽しみにしております。
ご参加頂き、ありがとうございました。