4月21日ネットスーパー実行研究会実施報告

本日、ネットスーパー実行研究会のウェビナー「中国・西ヨーロッパのネットスーパー」を実施いたしました。

ウェビナーの様子について簡単にレポートさせていただきます。

初めに、「今日の研究会のポイント」と題して、株式会社リテイルサイエンス ファウンダー 大久保 恒夫より本日の概要をお話しさせていただきました。

引続き、「西ヨーロッパのネットスーパー最新動向」と題して、リテイルライター太田美和子様より、ヨーロッパ諸国の中から英国に絞ってネットスーパーの最新事情をお話しいただきました。ヨーロッパのEC市場・オムニチャネル型のテスコ・ネットスーパー専業型のオカドのフルフィルメントやUI・組織などについてお話しいただきました。ネットスーパー先進国である英国の市場動向および事業活動については日本でも参考にしたり、取り入れることができそうな打ち手が多く、とても興味深いものでした。

そのあと、「もはやデリバリーが“当たり前”  中国ネットスーパー徹底研究」と題して、キャストグローバルコンサルティング株式会社 取締役 大亀 浩介 様よりご講演いただきました。ネットスーパー成長の背景(中国スーパー業の歴史/スマホ決済/デリバリー/新小売)・ネットスーパー普及の推移(企業目線から/消費者目線から)・ネットスーパーのモデル(店舗型/前置倉庫型/ミニスーパー・コンビニ型/既存スーパー型)・ネットスーパーの運営(商品・価格戦略/デリバリー体制/返品・クレーム対応/プロモーション/会員制度/“生協”型「社区(コミュニティ)」共同購入)・コロナ対応と消費者(コロナ禍/コロナ後/消費者の反応と変化)・今後の動向をお聞きできました。市場を先取するために投資を積極的に行うことで高速PDCAを回していることがよく理解できました。コロナ対策としても先進的な取り組みをされているようです。さまざまなビジネスモデル・打ち手はそのまま日本に取り入れることはできないと思いますが、いいところ・悪いところを分析して日本でも参考にできると感じました。

最後に、「中国・西ヨーロッパのネットスーパーの総括」と題して、株式会社リテイルサイエンス  ファウンダー  大久保 恒夫が総括を致しました。日本のネットスーパー事業の黒字化に生かすためのヒントなどをお話しいたしました。

次回のウェビナーは「米国のネットスーパー」となります。アマゾン・ウォルマート・クローガー等について在米リテールストラテジスト 平山幸江様にご講演いただきます。

次回のウェビナーにて皆様にお会いできますことを楽しみにしております。