2/18 ネットスーパー実行研究会 開催報告

みなさま、こんにちは。2026年2月18日に開催しましたネットスーパー実行研究会についてご報告します。

冒頭に、株式会社リテイルサイエンス ファウンダー 大久保恒夫より「今日の研究会のポイント」をお話ししました。

続いて、対談企画「ネットスーパーの現在地―3社プラットフォーマー×会長 特別対談」を実施しました。本対談では、事前に提示された質問事項に基づき、3社それぞれが各テーマについて回答する形式で進行しました。

まず「会員獲得、販促の特徴」については、各社より、自社チャネルとリアル店舗の連携、アプリ活用、クーポン設計、既存顧客のネット移行施策などが紹介されました。「データ活用のポイント」については、OMO前提での顧客データ統合、購買履歴を活用したレコメンドや販促最適化、オペレーション改善への活用など、各社の取り組みが共有されました。「粗利率アップ策」については、価格競争からの脱却、付加価値商品の強化、構成比コントロール、PBや独自商品の活用など、収益性を高めるための具体策が示されました。「人件費率の引き下げ」については、ピッキング効率の改善、作業標準化、システム活用による省力化などが紹介されました。「配送費率の引き下げ」については、小商圏高密度化、配送ルート最適化、外部パートナー活用など、配送設計の工夫が議論されました。

休憩を挟み、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集長 雪元史章様より「ネットスーパー最新動向」をご講演いただきました。直近ニュースや消費者調査結果をもとに、ネットスーパー利用は約2割にとどまり、利用頻度は減少傾向にあることが報告されました。物価高の影響や送料負担意識など、消費環境の変化も共有されました。

続いて、RTK-Design Consultant 片山隆様より、「M&S Oxford St. Pantheon店 デスティネーションストアへのリニューアル」と題してご講演いただきました。同店は2025年に地階食品売場を大規模改装し、コーヒーショップやベーカリーを新設するなど、デスティネーション型売場へと刷新されています。フルセルフレジやAIカメラの導入など、店舗運営の変化も紹介されました。

その後、リテールストラテジスト 平山幸江様より、「米国食品小売業界の最前線レポート」をご講演いただきました。米国小売市場の現況や、NRFビッグショー2026におけるエージェンティックAIの動向などが共有されました。

最後に、大久保より「ネットスーパー実行研究会 総括」を行いました。売上・粗利率・人件費率・配送費率といったPL構造の視点が改めて整理しました。

なお、本研究会は2020年10月より約5年間にわたり活動してまいりましたが、2026年3月をもって終了いたします。これまでご参加・ご協力いただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。今後は「AI流通革命3.0研究会」へと統合し、AI・DX・海外先進事例を一気通貫で学べる場として発展してまいります。ネットスーパー分野も引き続き重要テーマとして取り上げてまいります。これまでの歩みを糧に、次の一歩へと進んでまいります。

ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
本研究会での議論と交流が、皆さまの実践の一助となっていれば幸いです。
今後とも新たな場でご一緒できますことを、心より願っております。