皆様、こんにちは。12月11日に開催されたネットスーパー実行研究会ウェビナーについてご報告いたします。
まず、株式会社リテイルサイエンスファウンダー大久保より「今日の研究会のポイント」についてお話しました。
続いて、株式会社エブリーの鵜飼勇人様より「ネットスーパーの黒字化」についてお話いただきました。鵜飼様は、ネットスーパーの運営効率化と売上拡大を両立させるための具体的な施策について詳述くださいました。特に、データ分析を活用した在庫管理の最適化や、リピート顧客を増やすためのマーケティング手法が共有されました。
休憩をはさみ、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディアの編集長阿部幸治様より「最新ネットスーパートレンド」についてお話いただきました。阿部様は、生協事例を元に、宅配市場の変化と今後の方向性について、さまざまな地域の事例を交え解説くださいました。継続して週次利用していただけるよう、買い物を楽しんでいただけるような仕掛けを、冊子の中に盛り込むなど、生協ならでは工夫や取り組みが非常に参考になりました。
次に、RTK-Designの片山隆様は、「パリで展開するユニークなネットスーパーmon-marche」についてお話いただきました。片山様は、mon-marcheが生鮮食品に特化した配送モデルと、独自の店舗運営方式を用いて徹底的な合理化を進めている事例を、現地報道の動画を交え、詳しくご紹介くださいました。特に、スモールスタートを可能にする柔軟な運営モデルは、新規市場開拓を検討する企業にとって大きな参考になると感じられます。
続いて、リテールストラテジストの平山幸江様より、「米国食品小売業界の最前線レポート」についてお話いただきました。平山様は、大統領選挙後の市場の落ち着きと、米国市場における大手プレイヤーの戦略と、それが市場全体に与える影響についてご説明くださいました。特に、テクノロジーを活用した小型店舗や配送ネットワークの構築が、米国市場での成功要因として挙げられました。また、マーケティングテクノロジーを駆使し、消費者ニーズに応えた商品開発や訴求方法も、非常に先進的かつユニークで、とても参考になりました。
最後に、大久保が「ネットスーパー実行研究会の総括」を行い、今回の研究会で得られた知見をまとめました。ネットスーパーが成長を続けるためには、物流の効率化、デジタル技術の活用、そして地域ごとの顧客ニーズへの対応が欠かせないことを強調しました。
今回の研究会では、ネットスーパー業界の最新動向や成長戦略について、多くの知見が共有されました。次回の研究会でも、皆様と共にさらに深い議論が行われることを期待しております。ご多忙の中ご参加いただき、誠にありがとうございました。