7月10日(水)に第2回AI流通革命研究会セミナーを開催し、80人ほどの方にご参加いただきました。お忙しいなか集まっていただき、誠にありがとうございました。意義のある交流ができたことを心より感謝申し上げます。
セミナー内容について簡単にお伝えさせていただきます。
まず、「第2回AI流通革命3.0研究会のポイント」と題しまして株式会社リテイルサイエンス 代表取締役社長 大久保よりセミナー概要についてお話しさせていただきました。
その後、「ここまできたAIの画像認識処理」と題しましてアースアイズ株式会社 代表取締役 山内様より画像処理についての技術進歩やマーケティング・万引き防止に使えるソリューション等についてお話しいただきました。画像認識も万引き防止と絡めると費用対効果が十分に見込めると再認識しました。まずは単価の高い製品の売り場にテスト導入していただくと効果を実感していただけるのではないでしょうか。
休憩を挟みまして、「IoTを活用したスーパーマーケットにおけるDX事例」と題しまして、東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門 IoTサービス推進担当 担当部長 保科和彦様にご講演頂きました。
重量センサーを用いることで欠品を検知して機会損失を防ぐことが安価にできることがわかりました。機会ロス・廃棄ロスが利益に大きな影響をもたらす総菜部門で特に成果を発揮すると感じました。
次に、「AIを活用した店舗支援」と題しまして、株式会社GeoVision 企画営業部 村上剛志様にご講演頂きました。レジ混雑の計測・商品棚の品切れ検出・顔認証など多様なソリューションについてご紹介いただきました。画像認識が流通業にも活用できるフェーズに達していることがわかりました。
さらに、「人と共生しロボットが変革する小売業の未来」と題しまして、日本ユニシス株式会社 デジタルアクセラレーション戦略本部 事業開発部 第二グループリーダー 大熊義久様にご講演頂きました。ロボットで商品棚を撮影し陳列棚の状況をAIがチェックするという革新的な取り組みについてお話いただきました。画像認識はデータが命なので、まずは小さく始めてみることが重要なのだと再認識しました。
最後に、「第2回AI流通革命3.0研究会の総括」と題しまして株式会社リテイルサイエンス 代表取締役社長 大久保恒夫より講演させて頂きました。画像認識が流通業に与えるインパクトや今後の展望についてお話し致しました。当研究会では画像認識についての技術革新の推移や関連ソリューションについて今後も適宜情報発信してまいります。
次回は9月11日に「総菜売り場革命」についてのセミナーを実施いたします。総菜売り場で今すぐ効果の出る打ち手についてご紹介できればと思います。
9月11日に皆様にお会いできますことを楽しみにしております。引き続きよろしくお願いいたします。